

堅牢な伝承の技『博多織』
数千本もの経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を心を込めて織りあげていきます。
その締め心地の良さと、絹鳴りの音は多くの着物ファンを魅了してきました。
今や博多織の生産の内で、手織りは数パーセントに過ぎません。
機械化、量産化という時代の流れの中で、地元の伝統工芸手織り博多織の魅力に心動かされ、
情熱を傾ける女性たちがいます。
作家紹介

伝統工芸士(博多織・製織部門)
すっきり、くっきり、きりり。
そんな博多帯を目指して、デザインと色を考えています。
しっとりと身になじむ帯になるようひとつひとつの仕事を丁寧に、一越ひとこしを大切に織っています。

伝統工芸士(博多織・製織部門)
2013年より博多織デベロップメントカレッジにて実技講師として活動中。
博多織の魅力を伝える活動にも力を入れて、伝統の技術を絶やさぬように日々研鑽してゆきます。

伝統工芸士(博多織・製織部門)
博多織の伝統的な平地の帯を総二重浮で織っています。
平地の帯は経糸で色柄をあらわします。
柄のための経糸を二重にかけて、同じラインで二色使えるように機の「しかけ」をしました。
自分の「しかけ」を生かしたものを創っていきたいです。