2022/07/13
粋に歩けて痛くない!正しい下駄の選び方♪
お祭りや花火大会で浴衣を着るときに合わせたい「下駄(げた)」の正しい選び方を知っていますか?
自分にぴったり合う下駄は、歩きやすくて、とっても粋(いき)に見えますよ。
粋に歩ける正しい下駄の選び方
下駄は「かかとが1~3cm出ているぐらい」が丁度よい大きさといわれています。
小さめの下駄で前方に重心をかけ、スタスタ歩くのが「粋(いき)」ですし、少しかかとが出るくらいの大きさの方が、下駄に足が密着して歩きやすいですよ。
また、下駄の台の方が足より大きいと、浴衣の裾(すそ)が下駄とかかとの間に挟まって踏んでしまい、着崩れてしまうことがあります。
せっかくの浴衣姿が着崩れてしまったり、転んだりしないよう自分にぴったりの下駄を選んでくださいね。
下駄から足がはみ出すのは問題ありません!
下駄は足がはみ出すように作られているので、小指が出るのも問題ありません。
それでも気になってしまう場合は、足幅にもよりますが、四角い形の台の下駄や、先が広めになっている形の下駄を選びましょう。
自分の足に合った歩きやすい下駄が1番!
昔ながらの履き方よりも「足全体が下駄に乗っている方が楽、歩きやすい」という方もいらっしゃいますよね。
その場合は、ご自分の足に合った歩きやすい下駄を選んでくださいね。
下駄の台は木製!代表的な3種類をご紹介します!
下駄の台(だい)とは足を乗せる部分のこと。木製が基本です。
2枚歯の駒下駄が代表的ですが、その歯の角度や高さ、台の形が丸型か角型か、木の素材、彫刻や螺鈿(らでん)といった装飾の有無などによってたくさん種類があるんですよ。
代表的な3種類の下駄についてご紹介するので、デザインや履き心地はお店で実際に見て、試して、お気に入りを見つけてくださいね。
木目が美しい定番品の「白木(しらき)」の下駄。
白木(しらき)の下駄は、ナチュラルな木目が美しい定番品。表面に加工をしない白地のままの素材です。
本来は足袋を履いて使用するため、素足で履くと木の感触が楽しめますが、足あとの汚れがつきやすいので気をつけてくださいね。
汚れが目立ちにくいから気軽に履ける「焼き」の下駄。
焼きの下駄は、表面に焼き色を付けた上で透明な塗装でツヤを出しているので、美しい木目が楽しめて汚れが目立ちにくいのが特長です。
ほとんどお手入れをしなくてもよいので、気軽なお出かけにぴったり♪ずぼらさんにもおすすめですよ。
黒塗りが王道。高級感のある「塗り」の下駄。
主に女性用となる黒や赤の漆を塗った塗り下駄は、独特の光沢が美しく高級感があります。
汚れが目立ちにくいことと汗をはじくため独特の履き心地が特長です。
白木の下駄では夏物の印象が強くなるという方も、塗りの下駄なら秋冬も違和感なく使えますよ。
鼻緒をすげてくれる職人さんのいるお店がおすすめ!
下駄を購入するときは、できれば鼻緒をすげてくれる(交換・調整してくれる)職人さんのいるお店へ行ってみてくださいね。
市販の下駄は標準的な大きさに鼻緒を合わせてあるので、人によってはブカブカだったり、きつかったりすることがあります。
職人さんのいるお店で下駄を購入すれば、自分好みの台と鼻緒を選べて、自分の足に合った履き心地に調整してくれるだけでなく、メンテンスの面でも安心ですよ。
まとめ
下駄は、浴衣のときだけでなく、着物に合わせても大丈夫。
季節を問わず使えて、お洋服に合わせてもおしゃれですよ。
お気に入りの下駄を見つけて、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね♪