2022/07/13
知って得する!正しい足袋の選び方
あなたは「正しい足袋のサイズ」を知っていますか?なんとなく、靴のサイズと同じくらいのものを選んでいるのではないでしょうか?
自分にジャストサイズの足袋なら、着姿も美しく、履き心地もぐっと快適になりますよ。ぜひ正しい足袋の選び方を参考にして、自分にピッタリの足袋を選んでくださいね♪
まずは、足のサイズ(形)と型(タイプ)を知りましょう!
ジャストサイズの足袋を選ぶためには、足のサイズ(形)と型(タイプ)を知りましょう。
足のサイズ(形)を知りましょう!
まずは、足首の高さ、足の甲の高さ、足の幅、足の長さを左右ともに測ってくださいね。
左右でサイズが違う場合は、大きい方のサイズが基準になりますよ。
①足首の太さ
4枚コハゼの足袋の場合は床から12cm部分、5枚コハゼの足袋の場合は床から14cm部分の足首のサイズを測ります。
②足の甲の高さ
床から足の甲の一番高い部分までを測ります。
③足の幅
足指の付け根部分の幅を測ります。
④足の長さ
親指の先端から踵(かかと)までの長さを測ります。足袋を選ぶときは、測ったサイズにプラス5mmしたものを目安にしてくださいね。
5種類の型(タイプ)から自分に合うものを知ろう!
和わ・和ゆうでは、足首・足の甲・足幅のサイズを細かく調整した5種類の型(タイプ)の足袋をご用意しています。自分の足に一番近い型(タイプ)と足の長さに合わせてジャストサイズの足袋を選んでくださいね。
※店舗によってご用意のない商品もございます。
※足のサイズは、時間や体調、測り方によって誤差が出る場合があります。
4枚コハゼと5枚コハゼのどちらを選べばよいの?
一般的な足袋は、4枚コハゼと5枚コハゼの2種類になります。ちなみに、「コハゼ(小鉤)」は足袋の後ろを止めるための金具のことですよ。
1番一般的な足袋は4枚コハゼですが、地域性や用途によって変わってきます。
関東では、素足を見せるのは粋なことという考えから4枚コハゼが一般的。関西では、着物を着たときの奥ゆかしさとして素足を見せないように5枚コハゼを履く方が多いですね。
体型や目的に合わせてコハゼの数を選びましょう
5枚コハゼ
日本舞踊などの踊りをされる方、背が高くて大柄な方にオススメです。
特に関西では「正装には5枚コハゼ、遊び着は4枚コハゼ」とフォーマルな場には5枚コハゼが好まれるようですね。また、結婚式などでは縁起を担いで「4」を避け、5枚コハゼを選ぶ方という考え方もあります。
足首が深く覆われることで脛(すね)が見えず、着姿が美しいといわれますが、長い時間の正座をするときは足首を圧迫してツライという方もいらっしゃいます。
4枚コハゼ
1番一般的な足袋が4枚コハゼです。最近は振袖などでも4枚コハゼを履く方が多いですよ。
3枚コハゼ
お茶を習っている方などにオススメです。
足首を大部分が浅いため足首に優しく、長時間の正座も楽になりますね。
2枚コハゼ
足首を大部分がかなり浅く独特の形をしている2枚コハゼは、足を大きく見せる効果も。
歌舞伎の「助六」は粋を表現するため、現在でも黄色の2枚コハゼを履いているんですよ。
6枚コハゼ
昔の職人さんが使っていたそうです。
まとめ
足元まで美しい着姿はワンランク上の着物美人だと思いませんか?少しの手間をかける価値がきっとありますよ。
ぜひ正しい足袋の選び方を参考にして、自分にピッタリの足袋を選んでくださいね♪