知っておきたい「お宮参り」の豆知識

赤ちゃんにとって初めての正式なおでかけになる「お宮参り(おみやまいり)」について、【お宮参りってどんな行事?なにを準備するの?】の記事でご紹介しました。
せっかくならもう少し知っておきたい、お宮参りの豆知識についてお勉強しませんか?

お姑さんが赤ちゃんを抱くのはなぜ?

お宮参り_赤ちゃん
お宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは、父方の祖母(お姑さん)が習わしです。
昔の出産は命にかかわることが多く、出血もすることから穢れ(けがれ)とされ「産の忌み(さんのいみ)」といって、母親の外出が禁じられていました。
産婦の忌明けは75日に対して子供は30日前後で忌明けとなるため、忌中で神社に近寄れない母親の代わりに姑がお宮参りを行っていたことが今でも習慣化されているようです。
由来は諸説ありますが、産後の母親の体調を気づかって、この習わしができたという説もありますよ。

氏神(うじがみ)と産土神(うぶすながみ)の違いはなに?

「氏神(うじがみ)」は、氏族が祖神・守護神として祀る神様のことです。
氏神様の周辺に住み、その祭礼に参加する人々全体を「氏子(うじこ)」といいます。
「産土神(うぶすながみ)」は自分が生まれた土地の神様で、初詣や七五三、成人式など成長の節目には奉告参拝(ほうこくさんぱい)をします。
どちらの神様にお参りするという決まりはありません。
遠くの大きな神社へ行くよりも、近所の神社へ行くようにしましょう。

産着(うぶぎ)には家紋を入れるの?

お宮参り_正式な産着
男児は「黒地の紋付き」の産着、女児は「友禅の晴着」の産着をかけ、中に白羽二重(しろはぶたえ)の内着を着せてあげるのが正式です。
男の子の産着には「五つ紋」で、嫁ぎ先の家紋(父方の家紋)を入れます。
とはいえ、男の子であっても産着に必ず家紋を入れる義務はなく、最近では家紋なしの産着も多くなっています。
一般的に女の子の産着には家紋を入れません。どうしてもという場合は「一つ紋」で、嫁ぎ元の家紋(母方の家紋)を入れることが多いですよ。

お宮参りが終わったら産着はどうするの?

お宮参り_産着
お宮参りが終わったあとの産着(お祝い着)は、次のお子さんが生まれたときや親戚のためにとっておくということもできますが、七五三用に仕立て直して着せてあげるのはいかがでしょうか。
肩上げや腰上げなど簡単な手直しで七五三用に着られるようになりますよ。
自分で直すのが不安なら、産着を購入された呉服屋さんなど専門店にお願いするのがおすすめです。

まとめ

お宮参りは赤ちゃんのための行事です。素敵な記念日になるようにご家族で相談して素敵な1日にしてくださいね。
そして、産着はちゃんとお手入れをしてお子さんへの思いとともに大切に保管しましょう。

各種サービスSERVICE

  • きものメンテナンス
  • 和わ・和ゆうの着方レッスン
  • 手織り博多おりひめ
  • 取り扱いブランド
  • きものdeお出掛け
  • お出掛けレポート

おすすめ商品ITEM

お知らせNEWS

新型コロナウイルスへの対策について

株式会社 尾東では新型コロナウイルスの感染拡大に備え、お客様および従業員の安心と安全のため、下記の拡散防止対策を実施しております。

 

1.お客様の健康と安全を考慮し、全スタッフがマスクを着用し対応させて頂きます。

2.店内入口にアルコール消毒液を設置いたしておりますので、ご入店の際は手指の消毒にご協力をお願い致します。

3.出勤前の検温など、スタッフ個人の健康状態を日々確認しております。

※37.5度以上の発熱が確認された従業員は出勤停止とします。

各店舗の営業時間につきましては、出店先のショッピングセンターの方針に準じております。

お手数ですが、各ショッピングセンターのホームページにてご確認下さい。

皆様にはご不便をおかけしますが、お客様と従業員の安心と安全を第一に考えて営業いたします。

新型コロナ感染拡大防止へのご協力を何卒よろしくお願い致します。

和わ・和ゆうWEBサイトリニューアルのお知らせ

日頃より、和わ・和ゆうのWEBサイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、スマートフォンやタブレット端末からもご覧いただけるレスポンシブ対応にするとともに、サイトを全面的にリニューアルいたしました。
これから皆様の着物ライフのお役に立つ情報のご提供や、内容の充実に努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。