
2022/07/13
2023年2月3日(金)〜5日(日)
和わ高蔵寺店
羽田登喜男氏は「友禅」の部門において1988年(昭和63年)人間国宝(重要無形文化財)に認定されました。主な認定理由としては、加賀友禅の写実性と京友禅の華麗な雅やかさを融合させ、独自の作成を示しました。その人間国宝認定の決め手とされたのは「友禅技術の高さ」と「芸術性の高さ」が評価されたと言われています。
そしてその人間国宝認定に至る過程に於いては、「日本工芸会」役員としての業績と「日本伝統工芸展」における長年の活躍があります。
数々の受賞歴や叙勲の輝かしい経歴の積み重ねの結果としての「人間国宝」認定ですが特筆すべきなのは、昭和57年から昭和59年にかけて完成された『祇園祭蟷螂山(とうろうやま)の胴掛(飾り)』の制作です。
この時描かれた「おしどり柄」が大変評判となりそれ以来「おしどり」=「羽田登喜男」のイメージが定着したと言われています。
晩年は後進の育成にも励み業界の繁栄に尽力されました。数々の功績を重ねながらももっとより良いもの制作する熱意は2007年10月10日、高齢のため制作活動を終了するまで絶えることはなかったと言われています。
2023年は和わ㈱尾東が創業より三十周年を迎える特別な年になります。
そのメモリアルイヤーにいまだかつてない特別なイベントを開催しようと二年前から段取りしてまいりました「羽田友禅 三代継承展」がいよいよ開催できるはこびとなりました。
イベント期間中は羽田登喜男先生の貴重な遺作の展示、また登先生、登喜先生が描いた作品の出品、さらには登先生・登喜先生をホテルプラザ勝川に招いての特別講演会とまたとない機会を作ることができそうです。
1995年、羽田登喜男氏が85歳の春に完成させた大作「清涼素秋」訪問着を期間中特別展示いたします。作家として晩年の力作で、特有のぼかし表現や蒔糊を使った技法で、穏やかに移り行く季節の表情を表現し、鴛鴦が優雅に水面に浮かぶ姿は見る人を一瞬のその風景を写し取ったかのような世界に引き込む羽田登喜男氏の作品の特徴である写実性と華やかさが融合された、まさに羽田友禅の奥深さが伝わる作品です。
この作品を手掛けるにあたり羽田登喜男氏は今まで受けてきた数多ある受賞や築いた地位、評価にたゆまず、まだまだより良いものを作っていくことを決意し、表現したものでありこの「清涼素秋」訪問着を最高傑作に評価する人も少なくないと言われています。
今回の羽田友禅 三代継承展にてこの「清涼素秋」訪問着を特別展示する許可をいただきました。
偉大な人間国宝が手掛けた傑作を間近でご覧いただけるまたとない機会です。
手描き友禅に独自の境地を開いたものとして高く評価され、
その技術や想いは羽田登喜男氏のご子息・登氏へそしてその娘・登喜氏へと三代の時を超えて受け継がれている羽田友禅をどうぞご覧ください。
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