多くの受賞歴を持ちながら、それを全く感じさせない親しみやすさが魅力のひとつ。
秋山氏の職人としての経験、知識、ひらめき、そして熱意から生まれる作品は国内外から高い評価を得ています。

秋山眞和氏

沖縄で染織を始めた父、故秋山常磐氏の染色技術を受け継ぎ、最高の布を作り上げることにすべての情熱を注いできた秋山眞和氏。
その功績は国内外で認められ、国による「現代の名工」指定、黄綬褒章受賞、綾町指定重要無形文化財指定、ヨーロッパ、アフリカ等海外へ招致されています。

貝紫による染色の復活

貝紫は、膨大な数の巻貝を必要とし、希少かつあまりにも高価なため、古代では帝王や貴族の式服にしか使用を許されませんでした。
　「最も高貴な色」と言われ重宝されていましたが、東ローマ帝国の滅亡とともに途絶え幻の色となりました。秋山先生は藍の発酵からヒントを得て、貝紫を世界で初めて現代に復活させました。

小石丸の養蚕

　「小石丸（こいしまる）」は、皇后様がお育てになっている日本古来の蚕の中で、最も細くて強く、しかも艶のある糸を出します。
　 しかしあまりにも小さく繭糸量が少ないため経済性にかけるとの理由で姿を消しました。“幻の絹”と伝説化されるのはそのためです。
現在、小石丸の養蚕を行っているのは皇室以外では秋山眞和氏のみです。

期間中（7月23日（金）〜7月26日（月））、
秋山眞和先生が和ゆう大垣店にご来場致します！！
日本在来種の蚕「小石丸」の養蚕のお話や「藍染」「貝紫染め」のお話など、
原料から染め・織りまで、普段聞くことのできない貴重なお話を
是非聞きにお越しください。