和わ江南店に初！
北の織物展がやってくる〜！

【特別企画】
笹田先生の
なるほど〜な話

特別講師として北の織物の伝道師笹田先生が新潟県の様々な織物の話をしてくださいます！
北の織物の深堀りはもちろん、歴史・裏話など、ここでしか聞けない面白い話が盛り沢山です！皆様ぜひご予約くださいね♪

9月12日（木）17時までに必ずご予約ください！

【ご予約方法】
①お電話でのご予約はコチラ

②公式LINEアカウントからのご予約はコチラ

見どころ①越後上布

1300年以上の歴史ある国指定重要文化財！
越後上布は元々、足利家、豊臣秀吉へ献上され、権力者への献上品として重宝されてきました。糸は会津の昭和村の苧麻(ちょま)が使用され、3月頃に行う雪さらしを必須とします。糸の強度の問題により、湿度のある冬場にしか織ることが出来ない為、年間10反しか製作できない為、大変貴重品とされています。目にする事すらなかなか叶わない越後上布は織物の愛好家から憧れの的として注目を集めています。

見どころ②小千谷ちぢみ

国指定重要文化財の指定を受ける夏の超定番！
江戸時代、明石出身の浪人である堀将俊が越後上布の緯糸に強い撚りをかけた縮織りを開発した事で小千谷縮が誕生しました。重要無形文化財指定を受けた当時、指定要項を満たした小千谷ちぢみは年間3反しか製作されず、流通もほとんどされていませんでした。今は製作段階を少々簡略化し、生産数を確保しつつ、夏の着物として定番のイメージを得て、シャリ感と風が抜ける着心地から大変な人気を博しています。

見どころ③本塩沢・塩沢紬

単衣以外の着物といえば本塩沢！
意外と知らない塩沢紬！新潟を代表する絹織物！
伝統的工芸品の指定を受ける本塩沢は、越後上布の製法を絹織物に取り入れた織物です。湯もみにより生まれる独特のシャリ感とシボ感は塩沢「御召」と言われる着心地を生みます。また、細かい絣文様により、柄の美しさからも人気を得ています。
対して、塩沢紬は本塩沢の絣技術を用い、経糸に玉繭、緯糸に手引真綿糸を使い、手織で織り上げる珍しい紬織物です。実は本塩沢よりも1年早く伝統的工芸品指定を受けるも、現在では生産が殆ど無く、幻の紬となりつつあります。

見どころ④十日町 明石ちぢみ

ちぢみと言っても明石ちぢみは絹織物！夏の人気の絹着物です♪
明石ちぢみを織る事が出来る機屋はただ一軒のみとなりました。その唯一である吉澤織物は後世に伝えるべく、日夜製作に奮闘しています。
明石ちぢみは約400年前に播州明石の船大工の娘によって原型が考案されたと言われています。
時を経た明治20年代、京都西陣の織物業の力を借り、開発・試作を繰り返し十日町で量産する事に成功しました。
緯糸にシボ糸を使用する高度な技術によって織る事で経糸の絣模様と独特の素材感を楽しむ事が出来ます。

見どころ⑤小千谷紬

小千谷おぐに地方で織られる素朴だけど多彩な味わいをもつ小千谷
小千谷ちぢみの技法を活かし、江戸時代中期から織り始められた絹織物。玉糸や手紬糸を使い、軽くて温かみのある地風が特徴的です。また、手すり込による横総絣の技法で織られる素朴かつ多彩な味わいは紬愛好家を虜にして
います。くるまや工房の作る小千谷紬は柿渋・松煙の染料を小千谷独特の鉄分を多く含んだ地下水で媒染し、ここでしか作り得ない色に染め上げます。様々な絣糸を駆使して織り上げる繋ぎ織り等、独自の個性が唯一無二の作品の数々はぜひご覧頂きたい逸品です。

店長オススメ 特別品！

六代目 樋口隆司作品展
小千谷の機屋の中でも偉才を放つ樋口工房。
作家で社長の樋口隆司さんは小千谷の縮屋六代目であります。
日本伝統工芸展に9回の入選をされ新潟の染織家で唯一の日本工芸会正会員という染織界の超実力者です。
代表的な作品として、【小千谷縮】【湯揉み絹縮】【紬ちりめん】を上げられ、自然の美しさを織物で表現するロマン溢れる感性と緻密な計算から生まれる「独自の世界観」は多くの支持を集めています。
お人柄はお酒が大好きで、ビアテイスター・日本酒ナビゲイターの資格を持つとても楽しい方です♪先日、惜しくも引退をされ、今後は作品をお目にかかることが出来なくなります。
ぜひこの貴重な機会に最後の作品をご覧くださいませ！