西陣織美術工芸 あさぎ

千五百有余年の歴史と伝統を誇る西陣織。

西陣織美術工芸・あさぎは世界最高の織技術1800口織ジャガードを駆使して精緻に、そして繊細に四季折々の美しい自然、花鳥風月、先人の遺した偉大な芸術作品を織物で再現しています。

さらに帯だけではなく、京の匠の技で仕上げた屏風、衝立、掛軸等の和の心を醸しだす工芸品も多数取り揃えております。

日本最古の伝統産業である西陣織を、現代に継承する西陣織美術工芸として、日本の文化と心が今ここに甦りました。

琳派四百年
安土・桃山時代から江戸初期の頃、京や江戸を中心に、朝廷・公家や武家などの社会の上層部のみならず、町人層までも衣食住のすべてに渡り、自由闊達に美を謳歌しました。その中心となった琳派は、俵屋宗達、本阿弥光悦が筆をとり、家康公が鷹峰の土地を光悦に拝領したのが、元和元年（1615年）。
2015年に400周年となった琳派は尾形光琳と乾山兄弟によって発展し、酒井抱一、鈴木其一は江戸で大輪を咲かせました。

日本の美
江戸時代中期の画家、尾形光琳（1658～1716年）は斬新な意匠と豊かな装飾性溢れる独自の画風を築き上げたことでよく知られており、特に国宝「紅白梅図屏風」は光琳の代表作として名高い傑作です。
現在は静岡県熱海市にあるMOA美術館に所蔵されており、梅の咲く季節に合わせ、後世の絵画・工芸表現に多大な影響与えた日本美術を代表する作品として特別限定公開されております。

第一礼装の丸帯
帯の歴史は細い紐から始まり、明治時代になり初めて世に出た丸帯。「きもの」は世界に誇る日本の民族衣装としていつまでも継承されるべき日本の心と文化です。
フォーマルな装いは昔から何一つ変わることのない伝統美であり財産です。その中でも丸帯は、フォーマルな装いの最高峰である第一礼装の帯として君臨し、時代を超えて継承されてきた伝統産業である西陣織の集大成といっても過言ではありません。

西陣織で蘇る世界の名画

西洋の美
浮世絵に魅せられたゴッホやモネ、印象派といわれる世界の巨匠の絵画を織り成した西陣織の美術織です。

様々な織技法でペイントタッチまで繊細に織り上げた作品の数々は日本文化と西洋絵画のコラボレーション。

同時開催
オープン記念祭

2024年7月25日（木）竣工
古くから絹織物の産地である京都丹後市に丹後クリエイティブセンターが完成致しました。職人の高齢化、後継者不足、将来の生産体制等の観点から現機屋がサポートしやすい場所として技術の伝承と人材育成を進める生産基地です。

完成を記念し、西陣織の特別大バーゲンを開催！
西陣織あさぎ美術館製作総合責任者・名越 聖（なごし きよみ） 氏をお迎えして西陣織の魅力をお伝えいたします！

皆さまのご来場を、心よりお待ちしております！