あたらしい朝。 あおげばキラキラと光る音色。 晴れの日の付け下げにコーディネート して欲しい帯です。

月の無い夜に、静かに風の音を聞く。 そんなシーンをイメージしました。 見えない時も月はいつも空にあります。

あけぼのの空に小さく残る星ぼし。 星のかけらを掌いっぱいに摘み集める、夜明かしした朝。 変わり献上柄の優しい藤色です。

「しんしん」と同じ月夜のシリーズ。 盛りの夜桜を写しました。 花の影が、さわさわと揺れるさまに 誰かへの想いを重ねて。

誰かの為、そして自身の為に とりどりの花を胸に秘めいていたい。 花びらをイメージして経糸の グラデーション処理を多用。

初夏から夏にかけての眩しい日差しに 映えるような爽やかなレモン色。 シンプルな色合わせと柄ですっきりと まとめました。

空気がやわらかくなる。 芽吹きで野や山に色があふれてくる。 春だなぁ。浮き浮きするような気分を デザインしました。

縄文土器からデザインしたシリーズ 配色は炎がテーマです 大人可愛い一本。コーディネート次第で キリッと締まった印象に

タテイトで夜空の銀河を。 スクイヨコイトで瞬く星ぼしを 描きました。 星が水玉のようで可愛らしい。

作家として活動をスタートして初めての作品です。 全通でまっすぐに表現される「献上柄」をあえてパッチワークのように配置したデザインと和装らしくない色使いが評価を受けることになり、自分の作る帯の方向性が見えました。 2014年　第48回 福岡市美術展 最高賞受賞

生き生きとしたコーラルピンクで大人可愛い帯、身に付けると元気になれるような配色を目指しました。 博多帯らしいくっきりとした縞模様を、カジュアルになりすぎないように柔らかものにも馴染むようにとデザインしています。